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■ 「風疹」のお話
2007/11/21(水)
2003年末から風疹が流行しました。もともと風疹は10年単位で小規模な流行を繰り返す疾患です。別名「三日はしか」と呼ばれ、感染力はさほど強くなく、症状も微熱、発疹、リンパ節の腫れ、時折関節痛や鼻水、咳などの感冒様症状があります。主要症状は三日程度で治まります。解熱すれば感染力はほとんどなくなります。

合併症は血小板減少性紫斑病(1/3,000〜5,000人)、急性脳炎(1/4,000〜6,000人)などが知られていますが、重症化することの比較的少ない疾患です。そんな「あっ、あんまり心配しないでいい病気なんだ」と一見思わせるような病気がなぜ、母子手帳にまで載っていて、しかも無料でワクチン接種ができるのか、またしておくことが望ましいのか。

罹った人が、子供さんや男性ならばさほど問題にはならないのですが、じつは「妊婦さん」が、「おなかの赤ちゃん」が問題になってくるのです。
妊婦さん、特に妊娠初期の妊婦さんがもしも風疹に罹ったら…おなかの赤ちゃんは風疹のウイルスによってダメージを受けます。先天性風疹症候群と呼ばれる赤ちゃん、生まれながらに異常を持って生まれてくる赤ちゃんができてしまう。

先天異常として発生するものとしては、先天性心疾患、高度難聴、白内障などが知られています。先天異常以外にも赤ちゃんのときに出現する症状もあります。低出生体重、血小板減少性紫斑病、溶血性貧血、間質性肺炎、髄膜脳炎などなど。

流行期における年毎の10万人出生当たりの発生頻度は日本では1.8‐7.7人だそうです。風疹の流行さえなければ、この病気は防ぐことができるのです。
風疹の流行を起こさないこと、予防接種で風疹に罹らないこと、大切です。

              マルコポーロ2004年1月より

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